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2006年8月 8日 (火)

時をかける少女(2006)

[2006年・監督/細田守■おすすめ度★★★★★ 観ておくべき度★★★★★ 思い入れ度★★★★★]

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すべての映画監督に当てはまることではないけれど、作り手として、おそらく一生に一回くらいしかつくることのできないrich harvestな一本というものがあると思う。掌中に大切にしまってあったものをそっと示すような、そんな優しくもちょっとほろ苦い味の小品。たとえば大林宣彦「転校生」「さびしんぼう」や相米慎二「翔んだカップル」、アニメ監督なら望月智充「きまぐれオレンジロード・あの日に帰りたい」とか。えてしてそれらは決して映画史的に記録されるほどの評価は得られないけれど、観た者の心にずっと残り続けるような大切なものになっていく。
誰もが心のどこかにだいじにしまっているものを掘り起こし、反芻させ、癒してくれる装置としてのフィクション。

この細田監督の「時かけ」も、そんな大切な一本になっていくような映画なんだと思う。

たぶんボクがまだ20代~30代初めくらいの年齢でこの作品を観たら、きっと自分にとってそんなかけがえのない存在になっただろう。
残念ながらそんな定義づけをしたファイルを開いてこの映画をそこに収うには、ボクは少しだけ歳をとってしまったけれど。

だから、この「時かけ」を観てそう感じたら、大切にして欲しいと思う。

これは観ている側を己れの心の中の過ぎし日々へと'タイムリープ'に誘(いざな)う映画。必見の一本。

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» 『時をかける少女』はrich harvestな一品なのだ。 [浦嶋嶺至のAREA41(『浦嶋礼仁』より改名)]
すこし前の話になるけど、新宿テアトルにて『時をかける少女』を観た。 もちろん原田知世の'アレ'ではなく、細田守監督の新作。 じつは当初この企画を聞いたときは「大丈夫なの? どんなもんやねん??」とか思っていただけれど-----けど、いざ封切られてみると友人知人の口...... [続きを読む]

受信: 2006年8月 8日 (火) 17時21分

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