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2006年8月24日 (木)

Ray/レイ

[2004年・監督/テイラー・ハックフォード ■おすすめ度★★★★ 観ておくべき度★★★ 思い入れ度★★]

Ray / レイ 盲目の天才ミュージシャン、レイ・チャールズの伝記映画。

劇中繰り返し使われる"crippled"という言葉がある。
最初は主人公のレイが視力を失ったとき。字幕では意訳されるがこれは『障害者』という意味であるが、おそらくもう少し蔑称的なニュアンスもあるのかもしれない。以降、話が進むごとに彼に投げかけられるキイ・ワードとなる。

じつはこのcrippledにはもうひとつのスラング的使い方があって、いわゆるジャンキー、薬物中毒者に対しても用いられる言葉。

本編において、crippledとは盲(障害者)であり、ジャンキーであるレイそのものを指すダブル・ミーニング・ワードなのだ。

そんなcrippledなレイが、いかにその二つのcrippledな自己に克っていったか、という物語。Rayとはそんな映画である。

Crippled ボクの持っているTシャツにこのCRIPPLEDという単語がデカデカと書かれているのがあって、あんまり意味もわからず着ていた。で、ある日パンキッシュな白人の若い男の子とすれ違ったとき「OH,YAH!! ハッハッハッハッハァ」と大笑いして通り過ぎて行かれてしまったけど、この図柄にはそんな毒が含まれていたわけだ。
そりゃ大笑いもするよなぁ…

今更云うまでも無いが、主演のジェイミー・フォックスはまさに名演。作品としても非常に良品である。昔だったら"文部省推薦"とか付いていたかもしれない。

伝記とはこういうものだ、という教科書的優秀作。ぜひ学校教材にして欲しい。

Ray / レイ
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テイラー・ハックフォード ジェームズ・L・ホワイト ジェイミー・フォックス
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